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2015年11月 7日 (土)

天人峡温泉と旭岳

今日は 予報通りの曇り空

時に 日は射すものの、これから お天気は 下り坂の様相です。

 

 

 

さて、イナカに帰省した 翌々日 ( 9月上旬 ) 、

母を連れて、土higeさん ともども 日帰りで温泉へ 出かけました

前の日の 天気予報では、雨風が強くなるような話だったので

あまり荒れるようなら 山の中の温泉だし、

中止するか、違う温泉へ行こう、と思っていたのだけれど

意外にも おとなしい天気だったので、

最初の計画を 実行。

必要な物を車に詰め込んで、さぁ、出発

 

 

 

 

 

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大雪山連峰。

天気が良くないと言われていたのに 完璧に見えました。

さすが、秋の空。

天気予報も 難しい季節です。

 

手前は 田んぼ。

収穫は まだの様子。

 

 

 

 

 

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大雪山連峰より 低い山には、雲の雪崩が。

上から 次々に降りて来ているようでした。

 

 

 

 

 

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街を抜け、山の中のアップダウンを 繰り返し、

着いた先は 「 天人峡温泉 」 。

昔々に 来たことが あるはずなのだけど、

どこを見ても 記憶がなかったので 夢だったのかしら??

 

テレビのCMや 駅中の看板などで 目にしていた場所だけれど

人の姿も まばらで、賑わっているふうは 感じられませんでした。

でもね、時間が チェックアウト後 チェックイン前だったしね。

この時だけでは 判断出来るものではありません。

 

上の画像は 「 涙岩 」 と言って、東川町のサイトによると、

今から3万年前に 旭岳の東側にある お鉢平の火山が噴火して

流れて来た火砕流が堆積して 出来たものなのだそう。

この巨大な一枚岩からは 地下水が しみ出していて、

それを 「 天女の涙 」 と 呼ぶのだとか。

 

天女の羽衣の話は有名ですが、こちらにも あるらしく

羽衣を無くした天女が 天国へ帰れなくなって 困って泣いていた涙が、

今も この岩から流れている と されているんですって。

 

その お話は お話として、

実際 どう言う状態になっていて どう言うメカニズムで 流れて来るのか

そのあたりを 詳しく知りたいと思う花mameは

ロマンチックやファンタジーとは 程遠い人間なのでしょうかね?

 

 

 

 

 

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こちらは、 「 見返りの岩 」 と 言います。

 

天人峡の羽衣伝説では、

天女の羽衣は 山賊に盗まれたようで、

それを 東川に住む弓人と言う若者が 取り返してあげたところ、

そのお礼にと、天女は舞を舞ったり ( 羽衣の形の滝が出来た ) 、

ある草 ( 後に稲となる ) を 育てるようにと 進言したりしたそうな。

天女が天国に帰る時に、

この岩の上で 弓人に お礼を言って行った、と言うことから

この名前が 付いたらしいです。

 

実際、この岩は 20mあるらしいですよ。

 

 

 

 

 

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ホテルのそばにも 柱状節理の崖があります。

このあたりの特異な崖や岩などは

大雪山あたりの噴火によって 作られたものが多いです。

 

 

昼食を食べてから 温泉に浸かり、

まだ時間も早いことから、旭岳に行ってみることにしました

 

 

 

 

 

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またまた 山道のアップダウンを 繰り返し、

前に見えて来たのが 旭岳。

この麓には 「 旭岳温泉 」 と言うのがあります。

 

 

 

 

 

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駐車場に車を止めて、ロープウェイで 姿見駅まで向かいます。

もう ところどころ紅葉が 始まっています。

山の秋は 早いのだなぁ。

 

この旭岳を含む、大雪山国立公園は

北海道の ほぼ中央に位置していて、

旭岳を筆頭に 約2000m級の山々が、

およそ 50kmにも渡って連なる山岳国立公園。

その広さは 23万ヘクタール、

神奈川県が ほぼ入る大きさだとか。

 

ちなみに、釧路湿原は

東京23区と同じくらいの広さだとか 聞きました。

 

北海道は 本当に大きいのですねえ。

 

 

 

 

 

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姿見駅に着いたところで パチり。

緑の絨毯に 赤、黄色の散り具合が絶妙で とても美しかったです

 

 

 

 

 

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登って来た方向を見ると、連なる山々。

ちょっと曇りがちだけれど 景色は上々です。

 

 

 

 

 

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ここに来たのは 中学の頃の研修旅行が 一番最初でした。

今 頭だけ見える旭岳の裾の方まで 行ったんです。

 

 

 

 

 

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何せ 自然の山のこと、アスファルトも敷いていないし、

階段だって 整備なんか されていません。

ゴロゴロの石や岩で 下と上を繋いでいる感じです。

子どもの頃、そんなに苦労した覚えもないのに

今や、岩の階段を登るのに 四苦八苦。

そんな花mameを、道端のエゾリンドウや紅葉が 癒してくれました。

 

 

 

 

 

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記念写真スポットでしょうかね。

もう 400m程 行けば 姿見の池があるのですが

ちょっと風が強くなって来たので、戻ることにします。

 

 

 

 

 

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このくらいは 容易い道。

1m くらいの段差が あちこちにありました。

行くなら 足腰の強いうちです。

 

 

 

 

 

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ロープウェイの駅に戻ると

強風の為、運休します、とのこと。

風速20mだったとか。

 

画像の雲、すごいですよね。

まるで 天に昇る龍の如く。

上昇気流で 上にグングン 伸びて行きます。

 

でもね、この後、風は どんどん強くなるばかり。

今日中に降りられるのか?なんて 不安になった1時間程後に

運転再開の お知らせが。

無事 降りて来られましたが、その時の風の強さは

運休にします、と言った時より 強かったような気がしたなぁ。

 

身体も 冷え切ったので、麓の 「 旭岳温泉 」 へ・・・と

ホテル前に行ってみたら

「 日帰り温泉は 16時まで 」 と無情な看板が (´-д-`)

山の上の1時間が ・・・ あぁ ・・・ 。

なんて 落ち込んでいる場合ではないので、

スマホで 次の温泉を探します。

 

比布という町の温泉が

夜の10時まで 受け入れているとのことだったので

そこへ向かい、

身体の疲れと冷えを 癒したのでした

あ〜 温泉って いいもんですわ (◎´∀`)ノ

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コメント

ピップですね~。
旭岳もいいですね。
雲がすごい!!
ロープウェイからの眺めも絶景。
紅葉がステキですね~。

投稿: よん | 2015年11月 7日 (土) 16:53

>よんさま
 
こんばんは☆
 
はい、ピップです♪
ホテル風宿泊所の付いた スーパー銭湯的温泉でしたが
良いお湯でした。
 
旭岳も 四季を通じて良いところです。
今は 雪の中でしょうかね
紅葉の時季は人気で 登山客も多いです
 
いつも ありがとうございます

投稿: 花mame | 2015年11月 8日 (日) 21:16

こんにちは
 
どのお写真を拝見しても雄大さ壮大さがドーンと響いてきます。
広い広い黄金色の田の広がりも、連なる山々の紅葉パッチワークも美しい。
高い山から低い山へと雪崩のように流れ下る雲があったり、
かと思えば昇竜のような雲があったり、火山や地殻変動による
大地の歴史もあったり…
そんな中では伝説も生まれますよね。天女の涙や見返りの岩など、
物語としても大いに惹かれます。地学的なことにも興味が湧きますね。
どちらもロマンだと思いますよ(^^)
 
アイヌの方たちが独自の文化で暮らしていた原野だったころは、
自然と一体化した生活だったわけで、そこから万物に神が宿ると感じる
思いと畏怖が生まれたのは自然なことなのだなぁと、そんなことを
思いながら拝見しました。
 
お帰りのロープウェイ、何とか動いてくれてよかったですね。
温泉で芯からぬくもられたときの身も心もほぐれていく幸せ感、分かります~
 

投稿: ポージィ | 2015年11月 9日 (月) 11:17

おはようございます。
北海道にも、「天女の羽衣伝説」があったとは・・・・
アイヌの人たちの伝説なのか?、後から入った開墾者たちが作った伝説なのか?面白そうですね。
朝日岳のロープウェイ、風が止んで再開されたからよかったものの、そのまま山頂に置き去りってことないでしょうね。(笑)
ただし高所恐怖症の私には、縁のない話なんですが・・・・(ロープウェイには乗れません)

↓のニッカウィスキーの試飲、1杯だけでしたか。
以前行ったときは、もっと飲めたような・・・・

投稿: ソングバード | 2015年11月12日 (木) 07:50

>ポージィさま
 
こんにちは♪
 
すっかりすっかり お返事が遅れてしまい、申し訳ないです!!
あぁ、コメントを頂いてから ほぼ2週間・・・ごめんなさい。
 
我がイナカでは 昨日から雪模様、
昨日の分は 昨日のうちに融けてしまいましたが
今日は 昨日以上に雪景色の朝を迎え、日射しはありますが
まだまだ消え残っております。
 
なので、この記事の景色は軒並み、すでに雪の下となっていることでしょう。
 
山と言う場所は 平地とは様子も気候もかなり違いますね。
 
大雪山連邦は 北海道の屋根とも言われています。
出来たのは有史以前のことでしょうが
その出来上がった(まだ途中?)姿や その後の活動によって出来た、
珍しい岩などの様子を見られる時代に生きていられるのは
嬉しい。ものだなぁと思います。
しかも その山だったり奇岩だったりを 情緒的に語り継いでいるのは
とても人間らしい感じがしますね。
 
アイヌの方たちの自然への畏敬の念、おっしゃるとおりですね。

全ての物を敬い、何かを怖いと思う気持ち、
今の人は 怖い物知らずなところがあるので
今の時代にも とても大事なことのように思います。
 
本当に 降りてこられて良かったです (o^-^o)
あの温泉の温かさは忘れられません
 
いつも ご丁寧にコメントをくださり ありがとうございます

投稿: 花mame | 2015年11月21日 (土) 13:44

>ソングバードさま
 
こんにちは♪
 
すっかり お返事が遅れてしまいまして 申し訳ありません!!
コメントを頂いてから10日程経ってしまいました・・・。
 
羽衣伝説。
どうなんでしょうね。
北海道に長く住まっていても、アイヌの方々の言い伝えなどは
ほとんど知らないのです。
わかりましたら お知らせ致しますね (o^-^o)
 
ロープウェイ、本当に動いてくれて良かったです。
多分、山頂に置き去りはないのでは、と思います (*゚▽゚)ノ
ある程度の人数を乗せると 風で揺れることも少ないので
登山者が全員 駅に戻るのを待っていたと言うのも
あったのかもしれません。
 
あらあら、ソングバードさんは高い場所が苦手でしたか。
花mameも決して得意ではないのですよ (*´ェ`*)
 
ニッカの試飲は1杯だけとのことでした。
きっと マッサン効果で、人数が とてつもなく多くなったので
そうなったのかもしれませんね (*^ー゚)b
 
いつも ご丁寧なコメントを ありがとうございます

投稿: 花mame | 2015年11月21日 (土) 14:04

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