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2014年6月17日 (火)

グランド ・ ブタペスト ・ ホテル と ヴァロットン展

こんな日に 試合を観ずに出かけたら

ヒコクミンだとして ケンペイが 飛んで来るかもね。

なんて 冗談っぽく語りながら出かけた 日曜日の朝。

 

 

 

 
 
 
 

ベスト10に ランクインしているものの

いつ終了とも わからない映画だったので

行ける時に行こう と 映画館に出かけたわけです。

 

とは言え、会場は 満席に近かったです。

年齢層は ちょい高めな感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

Img_0124

グランド ・ ブタペスト ・ ホテル。

 

名匠 ウェス ・ アンダーソンによる

壮大なミステリーにして 極上の大人のファンタジー。

 

上の画像は 予告のパンフレットなのだけど

この可愛らしい色のホテルを見ただけで

どんな映画なのかと ワクワクしてしまうのです。

 

“ 伝説のコンシェルジュ ” が

究極のおもてなしと ミステリーで

皆様を お待ちしております。

 

なぁんて 誘い文句に乗って

いそいそと 出かけてしまいましたよ。

 

 

舞台は 東ヨーロッパの架空の国 「 ズブロフカ共和国 」 。

その中心地から離れた 美しい山々の間に 優雅に そびえ立つのが

タイトルにもなっている

ヨーロッパ最高峰の 「 グランド ・ ブタペスト ・ ホテル 」 。

 

主人公は レイフ ・ ファインズ扮する

伝説のコンシェルジュ ムッシュ ・ グスタヴ ・ H。

彼の 「 サービス 」 を お目当てに

ヨーロッパ中の 裕福な貴婦人たちが 集まっていた。

 

その上顧客の一人 「 伯爵夫人 マダムD 」 が 何者かに殺され、

貴重な絵画を譲られたグスタヴが 容疑者に されてしまう。

ヨーロッパ大陸を 逃避行しながら

愛弟子のベルボーイ ゼロと

コンシェルジュの秘密結社の力を借りて

殺人事件の謎と 陰謀に 挑んで行く ・・・ 。

 

果たして グスタヴの運命や いかに !

 

 

 

 

 

ウェス ・ アンダーソン と 言えば

どの俳優も こぞって その映画に出演したいと願う程の 人物。

 

今回も 有名な俳優が たくさん出ておりました。

 

 

セット、ファッション、音楽。

どれを取っても 上質な香りが漂う映画でしたよ。

 

 

 

映画が終わるとともに 立ち上がって 帰る人がいますが

最近の映画は

エンドロールの最後まで 楽しませる工夫が されています。

 

今回は 画面の右下に お楽しみが。

ついつい 見入ってしまいました。

 

 

 

それと、今回も

いつまでも 画面の前に立って 身支度をする女性が 一人おりましたが

途中で帰る人は 後ろの人に 気を配ってほしいものだなぁ と

常々 思います。

自分が興味ないから と言って 他の人も同じ と言う訳ではないのですから。

 

 

 

 

 

そんなわけで

ほぼ、コートジボワール戦と 同時間を

この映画とともに 過ごしました。

 

 

試合の経過は ワンセグで 確認。

花mame分の 応援が足りなかったせいでは ないですが

残念な結果でしたね。

次回、是非 頑張って頂きたいと思います

 

 

 

 

 

さて

この後、丸の内 東京ビルの 「 お好み焼き きじ 」 にて

昼食を とった後、

三菱一号館美術館へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Img_0125

ヴァロットン展 を 鑑賞。

 

フェリックス ・ ヴァロットン ( 1865 〜 1925年 ) 。

スイスに生まれ、16歳の時に フランスに移住し

パリで 活躍した画家で

今回が 日本初の回顧展です。

 

風景画、肖像画、人の家を覗いているような 室内画、

冷ややかな視点で見た 裸婦像などの油彩画や

風刺の効いた木版画など

たくさんの作品を 堪能致しました。

 

裸婦像や 室内画を観るに 女性に対する視点が 冷たい感じでした。

妻との関係なども 影響しているものなのかしら。

 

上の画像は パンフレットで

絵は 「 ボール 」 と 題されています。

よぉく観ると パースが おかしいのに 気付くと思うのですが

特に 室内画において このパースの おかしさが

妙に 観る者の不安を かき立てるのです。

 

そして、同じく パンフレットに書かれた、

「 裏側の視線 」 と言う 文字。

描かれた絵には 裏がある、と言う目で 観て行くと

また 違ったストーリーを 感じられるかもしれません。 

 

 

 

ひとつひとつの絵を 観ると

誰かの絵に似ているような感じを 持つものもあり

ひょっとしたら 色々な画家の影響を受けているのかな ・・・

と言った 印象も持ちました。

 

 

 

画材に 「 カンヴァス 」 と言うのは よく ありますが

今回は 「 厚紙 」 と言うものが 結構 ありました。

なぜかは 「 ? 」 です。

 

 

 

 

 

 

 

昨日のワイドショーで

「 この日の この時間に サッカーの試合を観ない人たち 」

みたいな特集が 組まれていて

街中にいる人たちに 「 なぜ試合を観ないのか 」 なんて

聞き回っていましたが

そんな特集が 組まれるあたり

観なかった 花mameは

やはり ヒコクミンと言うことなのかなぁ と思い、

( そんなことは ないのだけれどもね )

ギリシャ戦は 応援しようと思います。

 

 

 

・・・ って 今、日程を見たら

プロ野球と 時間が かぶってるなぁ ×

うぅ ・・・ これは 由々しき問題だ (`・∞・´)

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コメント

こにゃにゃちにゃん♪

>グランド・ブタペスト・ホテル

花mameちゃんも楽しまれたようですなあ~。
監督さんは、名匠だったのですか!
やはり、一流の仕事とは良いものですなあ。

>この可愛らしい色のホテルを見ただけで

そそ!
大道具、小道具、衣裳やメイク・・・
どれをとっても良い雰囲気なのですよなあ。
あのお菓子も可愛かった!
ゴン太が見た映画館では、劇中に出てくるお菓子屋さんのパッケージが展示されていたりしましたですなあ。

>いつまでも 画面の前に立って 身支度をする女性が 一人おりましたが

えええーっ。
エンドロールを見ないのは、その方の勝手だと思うのですが、
まず、通路に出るまでの間、横方向に座っている人がいたらNGだと思いますし、
いなくとも、最後尾の席でない限り、移動時は、腰をかがめて移動しなきゃダメだと思います!
エンドロールを見る人には、エンドロールまで見る権利があるのですからな。
ぷんぷん。

>今回は 画面の右下に お楽しみが


アレ、ゴン太も楽しみました♪
可愛かったですよなあ~。

>今回が 日本初の回顧展です

おお、貴重な展覧会だったのですなあ~。
ファンには、きっと待望の回顧展だったことでしょうなあ。

>今回は 「 厚紙 」 と言うものが 結構 ありました

厚紙ですか~。
何か、面白い趣向が凝らされた作品だったのでしょうかなあ♪

投稿: ゴン太 | 2014年6月19日 (木) 15:05

>ゴン太さま
 
こんばんにゃ☆
 
はい〜 楽しみましたよ♪
 
何て言うんでしょ。
時代が時代だからなのか、クラシックな趣きもあるし
上流階級の生活を かいま見たような雰囲気が良かったです。
 
あの独特の世界観が たまりませんよね。
つい、パンフレットも買ってしまいました。
ブルーレイも 出たら買いかなぁ☆
 
え〜 ゴン太さんの ご覧になった映画館では
お菓子のパッケージが??
それはまた 映画の中に入ったような感じでしたでしょ。
粋な計らいですねえ ○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*
 
ちなみに パンフレットには あのお菓子、
「コーティザン・オウ・ショコラ」の レシピが出てましたよ
作るか?と問われれば 「う〜ん・・・」ですが ( ̄▽ ̄)
 
花mame的には エンドロールまで入って作品だと思うのですよ。
途中で立つ人には それなりの事情があるのでしょうから
それを とやかく言うつもりはないのですが
周りに気を遣うことは 大事なことだと思うのです。
 
ゴン太さんも 右下を楽しまれましたね (o^-^o)
あれ、本当に可愛かったですよね
 
ヴァロットン展。
実は この展示会、行きの電車の広告で行くことを決めたのですよ。
まるっきり予備知識なしに出かけたのですが
かなり中身の濃い展示会で楽しめました。
 
厚紙は、昔々のテレビの裏などに使われていた、
木の粉を圧縮したような 茶色い板、と言いますか、
そんなようなものだったのかなぁ と思うのです。
 
たまたま 一枚の絵の 道が塗り残しで描かれてまして
それを見るに そんな感じのものなのではないかと
思ったのです。
これは あくまで 花mameの推測ですが。
 
厚紙だから、では ないかもしれませんが
油彩でも 艶感がなくて マットな仕上がりになっていたものが多くありました。

投稿: 花mame | 2014年6月19日 (木) 19:12

再※おじゃましまんもす。

>つい、パンフレットも買ってしまいました

おお~ぅ!
パンフ、買おうかどうしようか迷ったのですが・・・
レシピが載っていましたか!
ああ、やはりシャレた映画は、パンフも洒落ているのですなあ~。
購入しなかったので、買っておけばよかったかもと思いましたですなあ~。

>お菓子のパッケージが

そうなのですよ。
劇場の入り口近くに、大小いくつかの、四角いあの箱が置かれていました。
入場時には、なんでこんなところに箱が?と思いましたが、
帰る時になって、粋なはからいだったのだ!と気づきましたですなあ。
あは。

>まるっきり予備知識なしに出かけたのですが

そういうのも良いですよなあ。
純粋に作品に没頭できそうですよなあ~。

>木の粉を圧縮したような 茶色い板

おおう!
ご回答くださり、ありがとうございますです!
わかります、わかります!
合板みたいな板ですよなあ。
あんな雰囲気のものに描かれていたのですかあ。
ほ~う、珍しいですなあ。

>油彩でも 艶感がなくて マットな仕上がりになっていたものが

ほうほう、油彩でも、マットに仕上げる描き方?もあるのですかあ。
絵画は、まるっきり知識がないので、油絵といったら「テカテカ・ボッテリ」なイメージしか湧きませぬが、そういうものではないのですなあ~。
たしかに、展覧会のポスター?のお写真を拝見する限りでは、
テカテカ・ボッテリな雰囲気ではないですものなあ~。
絵具って、使う人が使えば、素晴らしい道具なのですなあ。
って、当たり前か。
すみませぬ。

投稿: ゴン太 | 2014年6月22日 (日) 14:41

>ゴン太さま
 
再※ いらっしゃいませ〜♪
いつも ありがとうございまんもす ヽ(´▽`)/
 
やはりゴン太さんも迷いましたか。
花mameも迷ったのですが
ピンクのホテルが表紙だし
何より 気に入った映画だったので
少々お高めだったけれど 買ってしまいました。
写真を見ながら 内容を思い出したり
トリビアなどで 裏話を楽しんだりしています。
 
そう言えば そうですよね、
お菓子の箱とわかるのは 終わった後でしょうから
最初は何だか わかりませんよね。
でも、ピンクの箱が積んである様は
可愛らしいものだったと思います
 
茶色い板。
わかって頂けましたか〜 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆
記事中にも書いた カンヴァスとか 紙とか 板と言うのは
よく見かける画材なのですが
厚紙って?と 余程 学芸員の方に訪ねてみようと思った程です。
 
油彩をやったことがないので わかりませんが
絵の具を油で溶くので その割合とか
塗り重ね方などで テカテカの度合いが違うのかもしれませんね。
 
マットな仕上がりの絵は
テンペラ画(ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」みたいな絵)に
似たような感じでした。
 
今は パソコンで絵を描けてしまう時代ですが
絵の具などを使った絵は
やはり ひと味も ふた味も違うものですよね

投稿: 花mame | 2014年6月23日 (月) 23:39

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