雨です。
日差しがないと さすが 12月も中旬に入る頃、
寒さが 身にしみるようになってきました。
そんな今日は
今年の漢字 が 発表になりました。
「 新 」
だそうです。
新型インフルエンザ、新政権、新記録 などによるものだそう。
「 新 」 と言う字には
喜びや希望などの 明るいイメージがあるのだけれど
この漢字を見て 最初に思いついたのが
「 新型インフルエンザ 」 だなんてね。
次点には 「 薬 」 が 選ばれたそうです。
もうひとつ 漢字つながりで
「 創作四文字熟語 」 なんてのも あるのだそうですね。
一番注目を集めたのが やはり 「 政治 」 に 関するものだそうです。
その優秀賞10編の中にも
「 顔面総白 ( 顔面蒼白 ) 」 と
新型インフルエンザで関係のものが 入っておりました。
みんなの顔が マスクで白くなっている と言うことだそうですよ。
1年を こう言う形で振り返ってみるのも いいかもしれません。
それにしても
こんな出来事が ニュースになる時期、
年も 押し迫ってきた感がありますわね。

さて、
< つち * はな > は 本日も 目新しくもない内容 
10月のレッスン花材。
ヒオウギ と言うのは
アヤメ科 ヒオウギ属 の 多年草。
葉は 広い剣状で密に互生し、檜扇を開いた形に 似ている。
夏、濃色の斑点のある黄赤色の花を 多数 総状に開く。
( 広辞苑より )
原産地は 日本 ~ 中国 だそうです。
その花の後に出来るのが この実。
一番上の写真の 下の方の実は 緑がかっていますが
それが この写真のように 茶色になり、 そして
このように 輝くような黒色になります。
これを
「 ぬばたま 」 もしくは 「 うばたま 」 と 言うそう。
これは、古典の世界で 聞いたことのある言葉ですよね。
居明かして 君をば待たむ ぬばたまの 我が黒髪に 霜は降るとも
昔は サラッと表面のみを 読んだだけでしたが
今 見てみると 深い意味のある お歌ですわね。
朝まで寝ずに あなたを待ちましょう。
私の髪に 霜が降りましょうとも。
霜が降りるような時季に 寝ないで 待つとは。
ましてや 「 霜が降りる 」 と 言うことは
外で待つ と言うことなんでしょうか。
これ、 「 霜が降りる 」 には もうひとつ意味があるような気もしたんですが。
黒髪に霜が降りる = 黒髪が白くなる = 白髪になるまで 待つ。
これは 考え過ぎでしょうかね。
話が それました。
「 ぬばたま 」 は
「 夜 」 、 「 髪 」 など 黒いものを連想させる言葉に付く 枕詞。
ヒオウギの実 そのものが 黒いですもんね。
確かに 確かに、と 言ったところです。
あんまり長い記事を書いて
読んでいる方の黒髪に 霜が降ってはいけませんので
今日は このくらいにしておきましょう 
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