ヴラマンク展
昨日の当地は 朝から 雨だったんですが
ヴラマンク展 の最終日なので 出かけてきました。
ゆっくり見るには オープン直後に入るのがいいだろうと
10時には 美術館に着くように 行きましたが
すでに たくさんの人が 来ておりました。
ヴラマンクと言えば、
フォービズム ( 野獣派 ) に 分類される フランスの画家。
何でも、本格的に絵を描き始めたのは 24歳の頃からで
それまでは、競輪や 競艇、バイオリンを弾いたりして 生活していたのだそう。
自画像や 展示されていた写真を見るに
結構 ガタイのいい ( 180㎝あったとか ) 、
ハンプティダンプティのような 男性でした。
絵は、と言うと
ゴッホだったり セザンヌだったりと、色んな画家の影響を 受けているようで
逆に言えば 自分のスタイルを作るまで
様々なことを試したように 見受けられました。
チケットにある絵は セザンヌを 彷彿とさせますしね。
初期の頃は 印象派に近いような感じの絵も描いており、
いかにもフォービズム と 言うような絵は あまりなかったような ・・・ 。
群青色を中心とした 暗い絵、
どこかしら 不安を抱えたような印象を受ける絵が
真骨頂のように思えました。
花mame的には 雪景色を描いた絵が 気に入りました。
地面に積もった雪の明るさと 対比するような 曇天の空。
その中にも 明るい光を 描いていて
真冬や 冬の終わりかけの時期の 空気も感じられる いい絵でした。
ただ、彼は 描きたいところに 描きたいものを 描く、
と言う 奔放な考えの持ち主で
モチーフが 重なって描かれていたり、パースが 狂っていたりと
ちょっと目には 変な感じを受ける絵も 多々ありました。
何にしても
久々の 美術鑑賞、
しっかり 目の保養を してきましたよ。
この美術館は ビルの42階にあり、
雨だったので、ご覧の通り 靄のかかった景色で、
窓から 下の方を覗いてみると
時々 雲が流れて行ってました。
右手の建物は、
モード学園の コクーンタワーです。
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