ホガース
ホガースライン とも ホガースカーブ とも言うようです。
形としては 緩やかなS字のラインを描くもの。
なぜに S字ラインのアレンジが 「ホガース」って言うのか。
と言いますと。
18世紀の英国人の画家 「ウィリアム・ホガース=William Hogarth」のサインに因むもの。
でも、彼の名前の中に 「S」 の文字はありませんよね。 お見せできないのは残念なのですが、 彼のサインは とても優雅な曲線を描いているのです。 その美しいラインから そう呼ばれているようです。
もし、イギリスはロンドンに旅行に行かれると言う方が いらっしゃいましたら、 テート美術館 または ロンドンナショナルギャラリーに行かれると W.ホガースの絵に出会うことが出来ます。
もしくは 栃木県立美術館の企画展で 見ることが出来るようですよ。
行かれる方は そのときに ちょっと目を凝らして サインを見てみてくださいね。
さて、 アレンジですが。
使用花材は
・黄色のバラ:ゴールドストライク
・スプレーカーネーション(=SPションと呼んでいます):テッシーノ
・クジャクソウ:ロイヤルブルー
・グニユーカリ
です。
茎のやわらかなもの や ラインを描く茎を持った花材 が適しているようです。
でも 今回のSPションのように茎がまっすぐなものは セキュアリングと言って、 ワイヤーを茎にからめてあげると 緩やかなラインを作ることが出来ます。
花器は 細長い物が似合うみたい。
今回は 縦のS字ですが、 この形を保っていれば 斜めでも横でも ホガースと呼びます。
こういう優雅でエレガントなアレンジを好む方が多いので 今回取り入れてみました。
*おまけ*
← これが 今回使ったSPション。
実物の色は もっと マゼンタっぽいです。
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コメント
ホガースラインもいわれも、知りませでした。
S字ラインと言うより、ずっと優雅ですわ。
優雅でエレガントなアレンジを好む方が多い・・・素敵なお教室ですね!
うー、この田舎では無理っぽ。
投稿: キャトキン | 2005年6月20日 (月) 21:32
教室を一緒にやっている他の2名が素敵な人たちで、
そのお友達が通ってきてくださってるからでしょうねw
この形を見たら どうやって作るのか知りたくなりますし、いかにもアレンジって感じなのが 好まれる理由だと思います(^-^)
投稿: 花mame | 2005年6月21日 (火) 00:13